2011年10月12日

池上遊覧鉄道!




先日、岡田毅志さんの参加された「池上遊覧鉄道」に行って来ました。
作家の伊達伸明さんと制作された「池上遊覧鉄道」は、架空鉄道路線の車窓から、総社の名家、池上邸の名所をめぐるという趣旨。名所案内やスタンプラリーなど小物の演出が凝っています。あやうく騙されかけた…。
「うみながめ」でも発揮された見立ては岡田さんの真骨頂?


     
意匠を凝らした指物や欄間なども見所ですが、庭に造られたエアコンの排水を利用した川や、唐突に置かれた鹿の頭部の焼き物など、先々代当主の脱力系のセンスも見どころです。「遊覧鉄道」は、こうした遊び心に触発されたものか…
個人的に興味を惹かれたのは、裏山の焼火(たくひ)神社。海上安全の神様ですが、その本山は隠岐の島。そう、岡田さんの隠岐の島のプロジェクトと総はひょんなところで結ばれていたんですねー。

車や電車などの陸からのアクセスが悪いところほど、海上交通の時代にはかえって交通の要衝で、やたら文化的な蓄積があったりします。辺鄙なところを旅する魅力は、都会にはない想像力が跳ねる瞬間。
ところで隠岐と総社をむすぶ路線は、時空を超えた「南北神線」とネーミングされてました。ん!これは清水さんの「南北楽観主義」とシンクロしてるのか…
僕も最近、日本列島を「東西軸/南北軸」に分けて、南北軸の重要性を書いたところですが、こういう偶然はちょっと楽しいかも ^ ^


縁側で一服。

「池上遊覧鉄道」は10月16日(日)まで!

久々のブログでしたー







1 件のコメント:

  1. 私も行きました!想像力を使うのが楽しい企画ですよね。

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