2011年10月20日

朝日新聞に…!


18日の朝日新聞の「声」の欄に佐藤先生の投書が掲載されました。

これはめでたいということで、早速先生の仕事場に押しかけてきましたー。

投書は、朝鮮学校の無償化に関するもので、ダイアローグの校長対談についても触れてもらっています ^ ^
朝鮮学校と日本人学校のあいだに交流があったという事実だけでも、このご時世にはインパクトがありますね。



















在日外国人教育基本指針」に関する某地元新聞への投稿は、採用されなかったみたいですが(残念…そして、がんばれ地元紙)、まずは全国紙ですね。

ともあれ、いろんな形で「ダイアローグ」が継続しているようで、嬉しくなります。

若者もがんばらんとね ^ ^;


2011年10月14日

釜山カルメギ♪

先日、シンポでお世話になった李、佐藤両先生とまなべ君とで
李先生の焼肉屋「七幅」にて打ち上げをしました。
肉はもちろんのこと、ナムルに入った済州島産のコサリ(わらび)が美味でした!

李さんは、シンポの後、周りから「噂を聞いたよー」と何度も
声をかけれたらしく、その反応に驚いてました。
口コミで広がるってのは嬉しいですね。
去年の段階では、青年同盟と先生の世代とのあいだに温度差があったけど、
今回は、より広く知るきっかけになったようです。

誰かに期待されていることが次のイベントのモチベーションになってるなと
つくづく感じます。

その後、近所のスナックに連れて行ってもらい、
李先生は「釜山カルメギ」、サブちゃんの「終着駅は始発駅」を熱唱。
ブログ用に写真とっておけば良かった…。

ところで最近、李先生が夜更かしする程はまっているのが「龍の涙」
「朝鮮建国のきっかけとなったクーデターから、ハングル発明という
偉業を成し遂げた第4代王世宗までの激動期を描いた」ってことで、
韓国でえらく人気だったみたい。秋の夜長に観てみますかね。

公式サイト http://ryunonamida.com/
 

2011年10月12日

池上遊覧鉄道!




先日、岡田毅志さんの参加された「池上遊覧鉄道」に行って来ました。
作家の伊達伸明さんと制作された「池上遊覧鉄道」は、架空鉄道路線の車窓から、総社の名家、池上邸の名所をめぐるという趣旨。名所案内やスタンプラリーなど小物の演出が凝っています。あやうく騙されかけた…。
「うみながめ」でも発揮された見立ては岡田さんの真骨頂?


     
意匠を凝らした指物や欄間なども見所ですが、庭に造られたエアコンの排水を利用した川や、唐突に置かれた鹿の頭部の焼き物など、先々代当主の脱力系のセンスも見どころです。「遊覧鉄道」は、こうした遊び心に触発されたものか…
個人的に興味を惹かれたのは、裏山の焼火(たくひ)神社。海上安全の神様ですが、その本山は隠岐の島。そう、岡田さんの隠岐の島のプロジェクトと総はひょんなところで結ばれていたんですねー。

車や電車などの陸からのアクセスが悪いところほど、海上交通の時代にはかえって交通の要衝で、やたら文化的な蓄積があったりします。辺鄙なところを旅する魅力は、都会にはない想像力が跳ねる瞬間。
ところで隠岐と総社をむすぶ路線は、時空を超えた「南北神線」とネーミングされてました。ん!これは清水さんの「南北楽観主義」とシンクロしてるのか…
僕も最近、日本列島を「東西軸/南北軸」に分けて、南北軸の重要性を書いたところですが、こういう偶然はちょっと楽しいかも ^ ^


縁側で一服。

「池上遊覧鉄道」は10月16日(日)まで!

久々のブログでしたー







2011年9月22日

隠岐アートトライアル

出展作家の岡田毅志さんがディレクションする「隠岐アートトライアル」が開催されました(9.14−19)。お手伝いに行っていた真部くんに様子を報告してもらいます。


「朝鮮学校ダイアローグの搬出が終わって翌日、真部は島根県隠岐ノ島に向かい、お手伝いをしてきました。展示の手伝いをある程度したら、海で釣りをしたりすぐ帰るつもりが、ばっちり初日まで手伝いました。














主に作業したのは、美田小学校の体育館の展示で、過去約100年間の卒業生の卒業写真を机の上に貼り付けたものを100個、並べた作品でした。館内の照明も、みんなで手作り、得意技でもある電設工事と設置は私がやりましたよー。会期が近づくにつれ、地域の人たちが集まってきて協力してもらい、場準備が進んでいきます。



影絵の上映準備も、運動場から眺めているだけでワクワクしてきます。当日居られないのが残念。地元の人々が楽しみにしているのを聞いてたので、きっと素晴らしい雰囲気の上映会になることでしょう。





今回のアートディレクターを担当した、岡田さん、田島さんは短い期間で全てをこなして、砂鉄の物語の作品(鉄を溶かす窯で使う薪をオブジェ化した作品)深夜5時まで連日制作しておりました。





私としては今回手伝いとして参加したことで、全体を見る必要がなく、朝鮮学校の時とは違う視点で二人の足りない部分を補うことが出来たように思います。朝鮮学校の時にも、自分のような立場の人が居ればなあーと、つくづく考えてしまう毎日でした。反省。初日には、地域に住む方、卒業生が多く来られていました。さすが長年地域と共につくってきた活動だなと思いました。










最終日に、この企画で毎年お世話になっている松新さんにひとり、イカ釣りに連れていっていただきました。日が暮れていくなか、光を焚いて海から現れてくるイカの姿は神々しく神の使いそのものの様に思えてなりませんでした。少しの時間でしたが大漁で、なんと20杯、入れ食い状態でした。感謝、その日に皆で美味しくいただきました。やっぱり隠岐、西ノ島といえばイカです。


といった具合に、隠岐を後にしました。この参加を通して、また別の視点で来年の朝鮮学校での活動を考えるのにいい機会になりました。地域の人が中心になってそこから生まれてくるものを掬いあげるアートという形の重要性にあらためて気付かされました。」


… 岡田さん、真部くんお疲れさまでした!


HP(隠岐アートトライアル

http://oki-art-try.jimdo.com/

ブログ「砂鉄の物語」   

http://satetuno.exblog.jp/


岡田さんは10月に総社の古民家を使った企画にも参加されます。

http://www.heart-art-okayama.net/2011-1/池上遊覧鉄道/


こちらは岡山からも近いので是否行きたいと思います!


2011年9月14日

ジュンナンさん個展

大阪でソン・ジュンナンさんの個展がありました(9/4〜10)

ジュンナンさんからのメールに
松田さん、院生の稲津さんが来場されたこと、
哲成さん&ゴンチャさんからの花が届いたことが書かれ、
「ダイアローグは続いていると思いました」と結ばれていました。

ということで、松田さんに個展の様子を伺ってみました

"絵画10点ほどの連作で、人が寝ている間に意識的、無意識的に「こうなったらいいな」とか「こうなってほしい」といった思いがイメージとして広がっていく、そういう様子を、真っ白なキャンバスを使って軽やかな線画(パステル調の色使い)で描いた、絵本の挿絵のような作品です。
すごくストレートでかわいい色使い、という点ではセットン柄の柵と同様、ジュンナンさんらしい作品でした”


↑ 
この写真は、ギャラリーの近くの公園の猫(逃げられた)の写真。
個展の写真は撮らなかったということで、ほぼ関係ないですが
余白がいい感じなので載せちゃいました。
猫を撮るのはホント難しいですねー


清水さん(南北楽観主義)、ソンさん(個展)と来て
次は、岡田さんの隠岐のプロジェクトですね

2011年9月8日

南北楽観主義!














撤収作業がすべて終わりましたー。ふー。

とはいえ、内心、終わった気がしない…。
個々の作品への応答、今回の企画が提起した問いの多くが、まだ未消化なままな気がします。
来場者の反応など、まだまだ書くことも多いので、しばらくこのブログは続けるつもりです。

…さて、先日、朝鮮学校ダイアローグに参加された清水さんも出品されている「南北楽観主義」(高松〜宇野)をゴンチャ君、まなべ君とともに見学してきました。


 







 ▲船上で、朝鮮学校ダイアローグのアンケートに目を通すゴンチャ君。
「今回をきっかけに、いろいろ、広がりそうですねー」














高松会場の清水さんの作品は、柱から水が伝い落ちるというもの。
洞窟のような空間、礼拝する場所などでも見てみたいですね。

じつは、清水さんがこの作品をつくる背景にあったのが、
朝鮮学校の作品にも共通する「ナショナリズム」のテーマ。
美的な感性とナショナルなものと… 
個人的には、作家の考えを聞くことと自分の感性で観賞すること、
両方ある方が、より楽しめますですね。











高松を後にし、宇野で清水さんと合流。
その後、清水邸にて4人で「みんゴル」!

「南北楽観主義」は、9月11日まで





2011年9月5日

最終日…



最終日は…




つよい風に、るんみさんの雲が出歩き






フットサル後、焼き肉。













                   ヤンキーせんぱい御来場!
                    

        
         



2011年9月3日

「ロシア」水没の危機


台風直撃でロシアも水没の危機にあります。
「ロシア」とはグランドの穴ぼこを砂利で埋めた部分のことで、領土の広さにちなんでサッカー部でそう呼んでいたそうです(チッスさん談)。
そんなロシアも「海ながめ」(岡田さん作品名)の様相を呈しております。
今日は16時にて撤収しました。

連日、多様なお客さんが来られています。
卒業生、藤田の住人、陶芸家、文筆業、学生時代在日について学んでいた女性、
全国の小さなアートプロジェクトをまわっている方、etc...










先日来られた藤田の川元さんは岡田さんの作品を見た
翌日、明治時代の地図を届けてくださいました。
明治40年、藤田はまだ海のなかです。

















朝鮮学校ダイアローグHP

2011年9月1日

「波紋」

土日のイベントが過ぎると来場者は少なくなりましたが、落ち着いて作品を感じ、来場者一人ひとりと話す時間が持てるようになりました

そうした時間のなかで、スタッフとしてどっぷり企画に浸かっていると見えない視点を頂いたり、様々な感想を聞くことで作品の感じ方が変化してくるのも楽しいです。


個人的に感じ方の変化した作品は、真部くんの「波紋」です。

数ヶ月前、作品の構想を聞いた段階では、静謐な空間に波紋が美しく広がる様を思い描き、焼き肉のタレも、ほんのりと香るくらいのもを想像していました。なので、出来上がった作品の匂いの主張をまえに思考停止してしまいました。

焼き肉のたれの甘い香りは、だんだんと酸味を増し、タレは微生物の培地になり、作品自体が変化しています。作品自体、生き物として日に日に成長します。

さて、今回の展示作品いちばんの “問題作” について、来場者の反応はどうだったか。ある人は、この匂いを思いの深さとして受け止め、またある人は、「不気味さ」と「かっこよさ」の両方を指摘し、子どもは逃げ出しました…。


二つの水滴は同時に落ちないので、二つの波紋はなかなか重なりませんが、ジリジリとしながら匂いに身を浸していると、その一瞬が訪れます。

写真は「匂い」や待つあいだの「時間」を写しません。匂いに浸されながら待つあいだ、理性とは別の回路がじわじわと押し広げられます。

朝鮮学校ダイアローグ 

http://www.artdialogue.jpn.org




2011年8月28日

ガリガリ君















シンポジウム中に、
去年のプレイベントからの付き合いになる
ゴンチャくんからアイスの差し入れ。
内心、これはきっと「肩の力を抜いて話せや」
というゴンチャくんからの粋なメッセージだな、やるな!
と思っていましたが、あとから聞くと
「差し入れをアイスかジュースかで迷って、
ジュースだと芸がないのでアイスにした。
シンポ中だと知らずあせった」とのこと。

でも、結果的にシンポの場がなごんだのは、
ガリガリ君を選択した彼のセンスな訳で。

哲成さんの親友ということで、
プレイベントから付き合いの始まったゴンチャくんが
こういう形でふたたびシンポに参加(?)し、
また、真部くんの作品に繋がり…、
こういう関係性がプロジェクトを支えているんだなと感じた
という珍事でした。

朝鮮学校ダイアローグ 

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2011年8月27日

宵山















今日はバタバタしていて色々撮り損ないましたが、、

都重さんが、教室の黒板のまえで何やら頭を抱えています。
清水さんが黒板に写した「ぼくは12才」の詩を翻訳しているところでした。
教室のまえを通ったばかりに…これもダイアローグならではのコラボかも。

朝鮮学校ダイアローグ 

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2011年8月26日

宵々山

本番まであと2日。
祇園祭でいえば宵々山。













清水さんと友人の赤木さんの目張り、助かりました。
そして、昨日ジュンナンさんとジョイフルで話したばかりの
セットン柄の横断幕の案は、
松田さんのがんばりで、一日で形になりました。


今日は商工会が残業ということで、
夜8時まで作業ができました。
これは助かる〜





ところで、本番の喧噪を前に
夕闇のなか、近づく祭りの足音を聴くのが宵々山。
これは祭りを作る側にとっての、贅沢なたのしみです。



















朝鮮学校ダイアローグ 

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2011年8月25日

忙しくなって参りました…


・清水さん、真部さん、搬入+制作。
・ソン・ジュンナンさん、教室作品の制作。
・川端路子さん、上映の準備。
・韓国帰りの川端浩平さん、資料展示。














屋上作品を終えたジュンナンさんは、教室作品の制作。
毎回、驚きの登場をしてくれますが、今回はバイクで登場!
岡山から大阪まで4時間。
涼しい顔で去って行きました…













朝鮮学校ダイアローグ 

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2011年8月23日

雨上がり

作家さん泣かせの雨ですが、
雨のあがった瞬間、
息をのむような光景にであうことがあります。





































ところで写真を撮った場所について
校舎の側面は、岡田さんの下見(→7/22)に同行するなかで、
屋上は、ジュンナンさんの作品を通じて、
その良さを知った場所だったりします。

朝鮮学校ダイアローグ 

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